やがて、ベルが鳴ることもなく出発。
「おはようございます」と繰り返していた子供たちは、
今度は「行ってらっしゃい」と繰り返す。
この新十津川発の札沼線の乗客は・・・、今のところ私を含め、3人。
都心の電車と比べてエネルギッシュな音がする、この列車は
静かな銀世界の平野や林を駆け抜けていく。
やがて、下徳富駅、南下徳富、於札内の順で停車。
しかし、これらの駅から乗車する人はいない。。。
・・・というか、人が住んでいるのかすら怪しいくらい人気がない。
私を含め乗客3人を乗せた札沼線は、黙々と南下していく。
鶴沼、そして浦臼に停車。
1日1本しか走らない区間については、新十津川駅以外からの乗客はなかった。
そりゃあ、経営する側のJR北海道は廃線にしたいわけだわなぁ。。。
とちょっと共感してしまった。
車窓の旅が好きな私としては残念な現実なので、気持ちは複雑だ(^^;)
ここからは、1日6本くらいある区間。
札的、晩生内、札比内、そして豊ヶ岡。
だ〜れも乗る気配なし。
しかし!!
次の駅である石狩月形駅で、人を(ようやく)発見!!
1人乗車!!
新人さん、いらっしゃい!!
乗客が増員されたのがなんだか嬉しくなる。
もう、JR北海道側の人間の目線である。。。
知来乙駅。
乗客はいなかったが、駅舎までの足跡がある。
前の電車に乗った学生さんとかだろうか。
列車はどんどん南下していく。
しかし、雪の勢力は衰えることなく、
ひたすら銀世界自慢してくる始末。。。
列車は、月ケ岡、中小屋、本中小屋。。。
中小屋って地名なのか?!
しかも、本中小屋っていう駅もあるところから察するに、
中小屋って駅は、小屋が偽物だったのか?!
石狩金沢駅。
以前列車として使われていたと思われるものが
駅の待合室として使われている駅は、留萌本線にも結構あったのを思い出しました。
そして、乗換駅である北海道医療大学駅に到着。
今まで見た札沼線の駅の中では、一番発展していた!!
なぜなら・・・、
ホームが2つもあったから!(笑)
ここで、札幌行きの電車に乗り換える。
6両編成なのに少し驚いた。
この区間から札幌までは、廃止対象外なので、
あまり画像をガシガシ撮る気力もなく、つい居眠りしちまいました。
このため、目が覚めた頃には・・・
天気が良くなっていて、びっくりしたよ!!(笑)
やがて、終着駅である札幌に到着。
これで札沼線乗車の旅は終了。
雪で電車がこないんじゃないか、とか、
止まってしまうんじゃないか、といった不安を持っていましたが、
取り越し苦労に終わって良かったです。
つづく。