はやく人間になりたい

プライベートな時間の記録。タイトルは適当。

「いつでも転職できる」を武器にする

超がつくほど人手不足と呼ばれている世の中になっている一方で、
会社の金がなくリストラをせざるを得なくなった企業の存在もある。
そんな中で自分はどうやって生きていくのが良いのだろうと
考え始めていたところにお見かけした本。

 

 


本の内容をざっくり言うと、
自分自身のキャリアを棚卸しするためのあれこれ
といった感じのもの。
転職するためのHowTo本ではない。


印象的だったことをザザッと書き出してみると、こんな感じ。

 

  • あなたは、どんな点に「ありがとう」と言われたのかで、
    自分の持ち味を抽出してみるといいよ。
  • 会社の導入期、成長期、安定期、衰退・再生期では
    それぞれ求められるものが違うので、
    あなた自身のタイプはどの時期が得意な性格なのかを見極るといいよ。
  • スキルはレベルアップではなく、スライドを狙った方がいいよ。
  • まだ若いんだったらポータブルスキルを身につけた方がいいよ。
  • 定期的にキャリアは棚卸しした方がいいよ。


私にとって特に収穫だったのは、
会社のどのフェーズが自分にとって得意なのか、
という点を知った方が良いということ。
本には、どういう性格の人がどのフェーズと合っているのかが
リストで表現されていたので、
私のケースを当てはめてみると、成長期の方がマッチしていそうな感じだった。
これも1つの発見だったかも。

 

別の視点で収穫だったのは、
キャリアはスライドの方が良いという旨が書かれていた点。
私の場合は、できれば1つの道を究めたいといった思いが強いにも関わらず、
2年くらいで担当業務がガラッと変わっていくので、
自分は何をしているんだろう・・・と思うことが多くなっていった。
でも、それが逆に強みになっているのを知り、過去を肯定された気になった。


ポータブルスキルは、若手ならばマジメに獲得しに行った方が良い、
というのは同感。
さもないと「私のようになるよ」という感じでしょうか(笑)
若手の技術者でも、やっぱり優秀だと感じるのは、
技術力が突出しているタイプではなく、
自分が取り扱う技術に対して、
相手にメリットを感じてもらえるように話すタイプ。

 

スピードが求められているのに、
精度をじっくり高めていく作業に時間をかけるのは
とても馬鹿げていて、こういうタイプを見ると課題形成能力がないんだな、と。

・・・まあ、過去の自分のことを言っているんですけどね(笑)

 


この本は、アラサーなビジネスマンが1つの危機管理として備えるために
読むっていうのが相応しい気がしたけれども、
オッサン真っ盛りの残念タイプな私にも結構勉強になることがあった。
折角なので、キャリアを整理してみようかなっ♪