Windows95 のソフトウェアアーキテクトだった中島聡さんの著書の一冊。
結局、人生はアウトプットで決まる 自分の価値を最大化する武器としての勉強術
- 作者: 中島聡
- 出版社/メーカー: 実務教育出版
- 発売日: 2018/09/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本には、アウトプットによって得られるメリットの話から始まり、
アウトプットの方法、中島さんの過去の体験事例に触れられています。
全体を一言でまとめると表題のタイトルになるというわけです。
以下、印象に残った内容を列挙してみます。
書いてある通りには表現されていませんが、ここはご容赦を。
- 日本では、ディベートやプレゼンの教育がないので自発的に身につけていくしかない。
- アウトプットするには、目的の明確化が最重要であり、テクニックは二の次。
- 相当ブラックな作業をしていてもやり続けられることこそ、自分の好きなこと。
- 国語で本来教育するべきは、読書感想文ではなく、事実をしっかり伝えるスキル。
- プレゼンはおみやげが重要であり、一つのことでも伝われば御の字。
- プレゼンのスライドには一番大切なことを敢えて書かず、口頭で伝える。あくまでコンテンツは自分。
全般的に、日本は教育制度やマネジメントが問題なのであって、
技術者としてのポテンシャルは世界的に見て決して負けていない。
だからもったいないよねー、という話がバックグラウンドにあっての主張でした。
私の体験としても、アウトプットしてみた方が仕入れた知識を整理できる
という意味で有効だと思っています。
なので、今の私は、勉強したこと、情報収集したことをなるべく資料化しています。
傍からは、無駄なことをしているように見えるかもしれませんが
時間をかけた分だけ知識は定着するので、とても有意義です。はい。
私みたいなオッサンよりも、学生さんや新入社員の方がターゲットな本でした。
ではでは。